Vana百景LIst.005 【ガリダヴのオアシス】　MAP F9 砂漠は乾燥した大地であるが、全く水のない場所ばかりではない。ガリダヴのオアシスは東アルテパ南部にあるこのエリア唯一の水場である。もっとも、獣人ゴブリン族が闊歩する危険な場所であるが・・・ ＳＳは晴天下のオアシスを撮ったものだ。空を写す鏡の様なオアシスが印象的だった。 【巨大な砂丘】　MAP G9 砂漠の夜は昼と違い極寒の世界だという。急激な温度変化を抑える水の存在がないため起きる現象だ。 砂丘砂漠・・・かつては砂ばかりではなかったはずであるが、極端な乾燥と昼夜の温度変化によって風化した岩や石などが砕かれて砂となり、風に導かれるまま巨大な砂山になったものであるという。どれだけの時間がこの砂丘を作り上げたのかは想像を絶するものがある。 SSは風のない静かな夜に撮ってみた１枚。砂丘が作り出す微妙な陰影が印象的だった。 【竜巻】　MAP J8 竜巻は上空の雲(大抵は積乱雲)に高速の上昇気流が生ずる自然現象である。しかし、東アルテパ砂漠の竜巻はどちらかというとつむじ風(塵旋風)注1)の巨大化したものと考えて良いだろう。 つむじ風は地表付近の大気状態が不安定になるなることが発生条件とされるが、常時乾燥しているアルテパ砂漠では発生メカニズムが判然としない。 西日をバックに砂煙を巻き上げるヴァナ・ディールの竜巻を撮ってみた。他では見られない自然現象だったので、しばし見入ってしまった・・・・。 【消えゆく遺構】　MAP H8 自然が作り出す砂丘の造形は砂漠の代名詞と言えるだろう。その風景は見る者を圧倒するが、同時に人々の営みには脅威ともなる。 東西にまたがるアルテパ砂漠の地下にはガルカ族が遺した地下都市がある。しかし、極度の乾燥と砂は急速に風化を進行させ、崩壊の一途を辿っている。文字通り砂に飲み込まれつつある古の都は、自然の悠久の営みの前には人の力など微々たるものであることを静かに語っている。 小高い砂丘の上からわずかに見える遺構を見下ろしてみた。砂に没する日もそう遠くないだろう。 注1)塵旋風（じんせんぷう） 地表付近の大気が渦巻状に立ち上る突風の一種である。つむじ風とも言う。竜巻に似ているが根本的に違う気象現象である。出典：ウィキペディア（Wikipedia）