Vana百景LIst.049 【魔法塔】　MAP I8 西サルタバルタには、先史文明によって巨大な塔がいくつか築かれ、その根元はホルトト遺跡の入口になっている。まるで樹木を模したようなその外観は、頂上部に根付いた植生のため、まるで天然の巨木に見える。 ＳＳは昼下がりの西サルタバルタで通称バラの塔※1)を撮ったものだ。遠目に見た塔はとても遺跡とは見えない。 ※1)サルタバルタの魔法塔：サルタバルタには東西合わせ６基の魔法塔が存在し、それぞれ内ホルトト遺跡・外ホルトト遺跡につながっている。各塔はそれぞれウィンダスの民によって花の名がつけられている。良く似た塔が遠く離れたフォルガンディ地方のボスディン氷河に点在しているが、因果関係については全く解明が進んでいない。 【星降る丘】　MAP H6 西サルタバルタ中央部にある丘…それが、星降る丘である。周囲を一望できるただの丘であるのだが、地味ながらプレイヤー人気も高い場所で、引退する冒険者が最後の地として選ぶことも多いのだという。夏の夜には蛍の舞う神秘的な光景を見ることができる。 過去、この丘で冒険者が集い、思い思いのささやかなイベントが行われることがあったのだそうだ。 ＳＳはちょうど昼頃の星降る丘を見上げたところである。中央奧の丘の頂上にはトゥインクルツリーと呼ばれている木が、右奧には西サルタバルタのアウトポストが見えている。 【サルタバルタの植生】　MAP G6 サルタバルタのあるミンダルシア大陸の西部は乾燥した雨の降らないエリアである。しかし、アローファーゴ峠以南の東西サルタバルタは豊富な地下水による緑が多い。乾燥に適したものだろうか、独特な幹と葉を持つ高木が印象的である。 ヤグード族が拓いたギデアスとウィンダスの都を結ぶ街道からその植生を眺めてみたのがこのSSである。この日も乾いた一日を思わせる日差しの強い朝だった。